‐トピックス‐

ビルダー:大川幸仁



設計理論

多くのビルダーは数少ない資料として「ギャリソン本」などから製作方法を得るか、
後はほとんど独学で工法を習得し、独自のアクションを生み出していくのではないでしょうか。
特に「良い川を持つ」地方の方は、「ココで一番使い易い竿」に焦点を合わせるのは当然のことと思います。
実際「特に設計理論なんて考えたことは無いよ、ウチの近所の川で使い易い竿を作っただけさ」との答えも多く、
私もこの頃はパラボリックもプログレッシブも関係なく、「使い易い竿」が一番と思い始めています。
(でも、プロパラって気になるんですよねー。上手くバランス取れたらスゲー気持ち良い竿になるんですよねー)

まだ、大川氏に設計理論を伺っていませんので、いつも通りの「私的インプレッション」になりますが、
質の良いトンキン竹に強めに火入れしてあるのでしょうかキレのあるレスポンスが手に伝わります。
ソリッドの竿は久々に触るのですが、とても現代的なアクションで「苦労して独自のテーパーを作られた」と感じます。
(質の良いトンキンでソリッドの竿はやっぱり基本で、まだまだ進化の余地あるな。という感じもしました)

目を引くウッドグリップは「銘木を使った粋なコスメ」とは私は思っていません。
グリップのテーパー・レングスも含めて「キレのある反発力」に貢献しているはずです。
以前、ほかのビルダーさんの「スプライススウェル」の竿を振らしてもらった時に
「投げても、釣ってもダイレクト感が強いな」という記憶があります。

今回お預かりしたデモ竿は#3指定の3ピースなので、本命の2ピースや#4指定、パラとプログレッシブの差など
全て加味した上でベストな1本「編者の選択」を追記したいと思います。
いずれにせよ、上質な強いトンキンとウッドグリップのマッチングは存在感たっぷりだと思いました。





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