THE ESSENCE OF FLY TYING



第九十一話 年齢とともに人は丸くなれるのか?

体つきは確実に丸くなってきましたけど、性格は本当に丸くなるのでしょうか?
「頑固ジジイ」などと呼ばれる年配者も居ますよねぇ。
ふと、そんな事を考えていましたら・・・、
結論として、「許せる範囲は広がったけど、許せないと思った事は絶対に許せない」でした。

歳を重ねると、「諦め」や「実のない努力を惜しむ」気持ちが多くなり、
過去に同じような場面での失敗例が蘇り、「これは降りたほうが良いか」という気持ちや、
もっとヒドイ状況があったので「これならまだマシなほうかな?」と思ったりすると、
結果的に「許せる範囲が広がり」、見たは丸くなったように思えるのかもしれません。
さて、核心部分の「私がどーしても許せない、切れる瞬間(相手)」と言うと・・・、
「ごね得」派=一貫性の無い理論展開を当然のごとく展開し、相手が譲歩すればメッケもんと考える人間。
「後出しジャンケン」派=正確に意見表明をする事を避け、流れによっては意見を翻す人間。
口癖は、「そんな意味で言ったんじゃないのに〜」
「バカの一つ覚え」派=進歩に対する追従性が衰え、観察力、分析力、理解力が欠如し、習得したものに固執する人間。
まだまだ許せない事象は沢山あるのですが、おどろおどろしいのでここまでに・・・。

50歳を超えたので、これからは「カウントダウン」の人生なのですが、
新しい物、刺激的な事に興味を持って、「おせっかい」を信条に、正々堂々と失敗を繰り返していきたいと思います。

ふと思い出した言葉は、「転がる石に苔生えず」でした。


第九十二話 頑固ジジイの選んだクルマ



2台も乗り継いだローバー114の寿命が近づいたので、車検が切れるのを機会に
エイッ!と思って買い替えました。(勿論中古車ですよ。貧乏だし、新車買うほど車好きじゃ無いし)
写真のクルマ、何だと思います? 16年前のロードスター(ユーノス時代)です。
子育ても終わり、誰が隣に乗るわけでもないので、もう椅子は沢山は要りません。
「5速マニュアルのオープンカー」を「安全運転」するのがマイスタイル。
話を釣りに関係付けると、オーバースペックで無い「道具」は、(竹竿も旧車も)
隅々まで神経が通い、「道具と身体の境界線」が曖昧になる楽しみがあることですかね。
そういえば、ロードスターの謳い文句は、「人馬一体」でしたね。

そうそう、ヘンな所にステッカーを貼ってある理由なのですが、
前オーナーが修理した塗装痕がヘタクソだったので、隠すつもりで貼ってみただけです。
私の世代には「何時かはクラウン」や「勝ち組みのフェラーリ」を選ぶ選択肢はありません。
「身の丈に合った」「自分らしい車」が好きな人が多いような気がします。

「ジジイのロードスター」 コレ有りだと思うんですけど、どうでしょう?


第九十三話 段巻きってどうよ?



軽薄な書き出しで始まった第九十三話ですが、
やってみて納得しないと気がすまない私として「段巻きの効果」を探ってみました。
多くのビルダーが「若干だが締まる」「バタツキが納まる」など表現をし、
装いとしてはクラシックロッドを思い起こさせる段巻き仕様ですが、
塗料を多く使う為かティップの重量が増し、
設定したテーパーよりもパラボリックぎみになり、バットパワーが生まれる様に感じ、
ティップが勝手に作用することも減るため、「バタツキが納まる」感じは実感できます。
もともと張りのあるトンキンや淡竹で作った竿がもしラインの乗りが悪いと感じたり
ヘタリが出たように感じた竿を1番手ラインを落としてリフレッシュさせてみようと思ったならば
とても良い結果が出るかもしれません。
ですが、もともとしなやかさが特徴の真竹の竿に施すと、ただスローになるだけで
期待する効果はありませんでした。(なんでもヤレば良いというものではありませんね)

装飾としての段巻きは、「赤段巻き」が一番に思い浮かぶでしょう。
きれいな竹肌に赤いラッピングはいかにもSMチックでぴったりなのですが、
段巻きに塗料が乗り、あたかも竹の節のようなゴリゴリした立体感が「段」巻きなのだと思います。
赤いラッピングよりも「淡いピンク」や「見えるか見えないかくらいのシースルー」ラッピングは
ちょっとスノッブで現代的なラッピングカラーだと思います。

いずれにせよ、多きな機能の向上も無く、圧倒的に美しいとも思えない装飾は、
タトゥー(刺青)のように感じました。(やっぱりSMチック?)


第九十四話 やっぱり竿は見ていちゃつまらない

第九十話のお題として“ハンドクラフト作品は手で選べ”と言いつつ内容がそれてしまいました。
それはそれでこのコラム的にはアリなのですが、今回のお話で再考しなおしてみます。
ポイントは3つ。
“グラファイトロッドの最高峰はトーマス&トーマス“
“パッケージとしてキレイな竿とノーミスの結果としてウツクシイ竿との差”
“竿の写真を見てもちっともコーフンしない“のはナゼ?
一話づつでもけっこう面白い話になるのですが、新春豪華三本立てで決行です。
では、順番にまいりましょう。

竹竿が面白くてグラファイトロッドはしばらく触りさえしていませんでした。
「グラファイトが第三世代に入った」とか「チタン巻きのシャフト」とか話は聞くし
場所や魚種、釣法で最適な素材もあるだろうと想像くらいは出来ます。
で、偶然振らせてもらったトーマス&トーマスが物凄くイイんです!
元々竹竿から始まった歴史あるメーカーなので「隅々まで使い手の気持ちが判る」のでしょうか、
詳しい解説は省かせて頂きますが、竹竿と同質のレスポンスが手の平に心地よい情報となって伝わります。
まるで、トム・ドロシーに、「君にこの竿が解るかい?」と問われているようにも感じます
古いグラファイトロッドには比較的好みのものもあったのですが、原行品のトーマスに
これほど衝撃を受けるとは思いもよりませんでした。
お値段は今も昔も十万円前後と変わらず、そこで感じたのは、
「良い竿を作ろうと思ったら素材に限らず十万はするのね」ということでした。

竿の仕上げを「コスメ」と言ったり「フィニッシュ」と言ったりします。
作者は当然「丁寧に」「慎重に」その最後の工程を行い、ユーザーとしては購入の判断基準の一部となるでしょう。
見てくれ良く、価値を高め、個性まで出そうとする“製品のパッケージ”として 「キレイに仕上げた竿」と、
本来の機能・性能に製作の重きを置き、工程全体をミスなく進め、素朴な仕上げながらも、
その竿の機能の一部と思わせる「ウツクシイ竿」を判断する“眼力“を養いましょう。
性能の良いウツクシイ竿は永く愛せますが、キレイなだけでは愛しきれません。
「眼力はどうやって養うの?」の答えは、「眼」の前に「手の平」にチェックさせることです。

以前にもお話しましたが、自分のサイトでもメーカーのサイトでも雑誌の写真でもそうなんですが、
「竿の写真には華が無く」「貧弱でまったくコーフンしない」のです。(コーフンする人はしていいんですがね)
リールやランディングネットなんかの方が物撮り写真としてはよっぽど「情報」も「華」もあると思います。
実はここがキモで、購買を考えるユーザーとしては「華やか」イコール「情報」なんだと思います。
釣りの最中には常に手に握られ、視界から消えているロッドに必要なのは、「見た目」などではなく、
自分の意思を忠実に再現できる「機能・性能」であり、それは決して写真などでは汲み取れないからです。

いかがでしたか? “ハンドクラフト作品は手で選べ”の三大話になったでしょうか?
私は常にユーザーサイドに立っていたいと思っています。ユーザーの購買によってビルダーもディーラーも存在するからです。
今年も全力でアドバイスできるように精進してまいります。ヨロシクです!


第九十五話 ガッツだぜ!



”Double Hackle Stacker-White Wulff"  通称”ウルフルズ”

新作フライです。
ジ・エッセンスオブフライタイイングという割りにフライの話は本当に久しぶりなのですが、
何となくバイスの前に居たら「突然浮かんだフライ」を紹介したいと思います。

フライの名前には「素材」「昆虫名」「作者名」「技法名」など多く、
フライタイイングに精通した方ならば名前を聞いただけでも大体想像できてしまいますね。
このフライならば、
Double Hackle Stacker = ハックルスタッカーという技法を二つ使った、
White Wulff = リー・ウルフ考案の白っぽいウエスタンパターン。 となります。

新作といっても参考にした物は必ずあるはずで、それは「模倣」ではなく、
その土地のフライマンにとって「必然」を感じた「発展形」と見るべきだと思います。
(毎年、むりやり新作を考え出さなければならないメーカーお抱えのタイヤーさんも居ますがね)

ウルフパターンも容易に想像できます。
キャッツキルで発展した繊細なドライパターンを中西部の太い流れで使ったウルフさんは、
「なんだべなー、こげな細かフライじゃ、オラっちの川じゃ釣りにならんばい!」(何語だっ!)
激流に浮き「視認性」と「存在感」の両方を得たフライの誕生秘話はこんなもんなじゃないでしょうか。
もう一点問題点があり、ブッシーなフライは着水も流下の姿勢も制御しにくく、
ひっくり返っていても、つんのめっていても疑らない魚向けと思ってしまいます。

しかもこのウルフパターンは、初心(ウブ)な魚の多いアメリカ中西部なら日常的なのかもしれませんが、
日本の川で使う場面となると「夏のイブニング(そうとう暗い7時8時ころ)、モス(蛾)のイミテーションとして」
一年に数回出番があるかな?という使用状況じゃないでしょうか。
逆説的にとらえれば、「とりあえず魚は出てくれる場所にビギナーを連れて行く」なら”最初の1本”になりそうですね。

「ハックルスタッカー」はとても好きなハックリングの技法で、パラシュート代わりに良く使います。
今回はウルフパターンの「良く浮く」が主題なので、2つ作り、ウイングの左右に振り分けました。
写真通り「モシャモシャ」したシルエットは、ウルフファミリーに入れても良さそうな感じですね。
ただし、作るのは面倒臭いですよ。「どうしても作って見たい」というタイイングフェチ向きです。

そうそう。表題のガッツだぜ!は、バンドのウルフルズとフライのネーミングをかけただけでして・・・。
しかも、ウルフルズのスペルは、「ULFULS」だそうで、どうやら狼とは深い関係にはなさそうですね。


第九十六話 新キャスティング時代

フライフィッシングにおいてキャスティングを無視することはできません。
それは、「釣りにならない」と同じ意味になるからですね。
いつまでも「練習、練習!」「死ぬまで練習!」と言う方が居ても差し支えは無いのですが
「道具を使い身体で作用をする運動」なのでキャスティングには「唯一の方法」はありません。
「自分の経験に基づき、安定感ある納得のできる運動」をスタイル化するべきと考えます。
右、左と意識なく歩行する様な、「無意識のレベル」まで浸透させることをお薦めします。

フライフィッシングの楽しみにキャスティングの習得がある事は周知でしょうが
ここで私がキャスティングの持論を唱えようというのではありません。
最近、雑誌も勿論ですが、ベテランと言われる方でもご自分のキャストを見直される場面を見受けます。
物事には必ず原因があると考え、ちょっと考察してみました。

今までは微に細にわたり理論を唱える「ハンチング・コンチネンタル派」と、
「苦手」と「反発」からか、フィッシングメソッドにこだわり、あえてキャスティングを封印した様な
「キャスティングを語らない派」が居たような気がします(独断で・・)
その「語らない派」が「コンチ派」と対立することなく発言を始めた理由は、
FFF監修で始めだしたキャスティングインストラクター認定とスペイキャストによるものだと思いました。
インストラクターは「本人が上手い」と「教えるのが上手い」という2つの条件が必要で、
「教える為に自分の理解を深め、言葉で伝えられるようになった」と言う点は重要だと思います。
また、スペイキャストも「今だ進化の過程」で、「習うより編出せ」という意識が内外でも多く、
「なーんだ、自分の好きなようにやればイイんじゃん」「あーっ、ラクになった」が実感です。
「発言の場」と「表現しようとする意識」の高まりが今回の要因だと思っています。

この現象は歓迎すべきもので、つまらないフィッシングメソッドの公開よりも数段価値があると思います。
この後「コンチ派」がどう反応するか、FFF認定制度が定着するか、これも興味ある未来ですね。

付則
私は投げるタイミングを重視しますが、「羨ましい」と思うキャスターが何人かいます。
一人は強烈な腕力と握力を持ち、タイミングなど不要なキャストをされる方で、
もう一人は「格闘技経験者」で、彼らは「寸止め」や「殺さない程度に落とす」高性能なセンサーの持ち主です。
非力で鈍感なワタクシは、ジタバタとあがくことのみが唯一の方法だと自覚しております・・・・。


第九十七話 コレなーんだっ。  (ピンボケ・・・)



竿を作り出して6年目に入りました。クワッドのホロー構造という点は初年度から一貫していますが、
アクション(味付け)に関しては迷い続け、やっと昨年の作から「これが私らしい竿かな」という
納得というか妥協というか、とにかくまとまり感のある「解り易くて、釣りが楽しくなる竿」になったと思います。
アクションの好き嫌いに重点を置くのですが、そのアクションを引き出す工法や関連部品も大事です。
接着剤を使い比べ、焼入れの方法を考え出し、塗料も4回ほど変更し、パーツ選びやスレッド選びに時間を費やし、
やってみないと気がすまないし、やって発見し納得することの大事さも知りました。(駄作も沢山出来ましたけどね)

今年は「ディスカバーフェルール」がテーマです。
ただ継ぐだけなら何も考えずにハリキさんの「精密フェルール」を使えば出来上がるのですが、
昨年は異物であるフェルールがアクションにとって「邪魔だ」という場面と「有効だ」という場面に出合い、
「パワーウェイトレシオ」つまり、「軽くて強い物」ならどうなんだ?と思い始めてしまいました。
表題の写真は「カーボンソリッドを使った印籠継ぎ」で、ただいま工法を思案中、プロトは耐久テスト中です。
今までに竹を使った人やグラスソリッドで作った人、ウィンストンはオスメスともにレジン製などというものもありますが、
どうも継ぎ目でキンクしているように見え、アクションに「良い影響」は出ていない感じがしていました。
もとの素材と同等でも同等以下でも「継ぐ」という作用は生まれるとは思えず、「軽くて強い」カーボンにしてみました。
プロトタイプは、”7フィートの4番指定のプロパラ”で、「軽くてベンデイングカーブのきれいな竿」にはなりました・・。
これから過酷な耐久テスト(ニジマス1000匹!)入りますので、ぶっ壊れるかもしれませんし、アクションにどう影響するかも判りません。

見てみたい方も耐久テストに協力して頂ける方も歓迎します。是非ポンドにお立ち寄りの際にはお声をかけてくださいね。


第九十八話 業界の未来

重くなりそうな表題ですが、どんな結末になるのでしょうか・・・

ポンドに居てフライを始めようとする方にヒントを差し上げるのが私の仕事の大きな部分ですが
年に15人くらいがアベレージと言えます。(インジケーターでごっそり魚を持っていきたい人は除きますが)
この数が多いのか少ないのかというと、開業10年になりますが「ちっとも変わっていない」のが統計上の事実です
「リバーランズスルーイット」や「ネイチャーブーム」はプラス要因。「少子化」や「不況」はマイナス要因ですが
「敷居が高い」「身近にやっている人がいない」「気取っている・難しいそう」という意識は延々と横たわっています

「つり博」で大手メーカーの出展の一部だったものが「フライフィッシングフェスタ」と旗揚げし挫折し
北海道へ家出までしましたが今年で息が切れた感もあり、私たちが出ているパシフィコ横浜でのショーも
フライコーナーの出展社は次回はとうとう一桁になってしまうようです。
それでも入場者へのアンケートには「これからやってみたい釣り」の第一位に毎年なっているようですが・・・
やらない理由もはっきりしているのに、やってみたいNO,1 ?
このギャップは埋まるのでしょうか?それとも「もし埋められたらその人は救世主」なのでしょうか?

日本人の気質に合わないと言えばそれまでなのですが、コンビニエント・インスタント・ファストという日常的な用語は
フライフィッシングには当てはまりません。(なるべく簡素化して覚えてもらおうとはしているんですがね・・)
それでも「たかが釣り」です。そんなに難しい「競技」ではありません。
わたしもこれからも多くの方に理解してもらうように努めますが、
「いま楽しんでいる方がお友達やご家族を一年に一人でも引き込めば(勧めれば)」
ほら?どうでしょう?翌年のフライ人口は二倍になると思いませんか?


第九十九話  出番待ち・・・



サボっていたことには間違いないんですけど、暑さやら引越し騒ぎやらでどうも手がつけられませんでした
ロッドビルディングをやっと再開しました。(ブランクをコールドするのにはちょうど良かったかもね)
一挙に7本組み立てに掛かります。(2本ほど本当に望んでいたアクションが出来上がりそうですよ)

と言ってもここで書きたいのは、ようやく見えてきた「作りたい竿」と「何故?そういう竿なのか」ということです
バンブーロッドメイキングは「最小限の投資」で「1本づつ思い通りの」釣竿が作れる夢のような作業です
大勢の作家(ビルダー)がそれぞれの信念で「今現在作れる最高の竿」を目指していることに間違いありません
銘棹の復刻、最新の理論、こだわりのパーツ、美しい仕上げ、実戦での使用感、所有の喜び。等等が考えられます
それも「本当のアマチュア」から「本当のプロ(生業)」まで無段階に、自分も楽しみユーザーにも楽しみを与えています
私は「こだわる」というよりも「考える」性質なので、「自分が何を望みそれが形に成るのかどうか」を大切にします
その際「望み」は「具体的」でなければなりませんし、「形」は「比較できる」ものでなくてはなりません

これを私の竿作りの理念に当てはめると、
「バンブーロッドビギナーに安心して楽しめる、グラファイトロッド(明確にはウエダのスーパーパルサー)の様な竿」
と、なります。そしてカスタムオーダーよりもプロダクションメーカー(既製品製造)を目指します


第百話 うーん・・・、記念しても良い100話目のお題がコレなのか?



へそ曲がりなワタクシが選んだ100話目のお題は、ほんのチョッとだけ昨今のペット産業事情についてと、
だらだらと書き続けたこの項に若干でもご興味を持って頂き、ご意見を下さった方々(ほとんど匿名ですが)へ
御礼を込めて年末のご挨拶を申し上げます。

ワタクシ、物心のつく前から身の回りにイヌがおりまして、イヌ好きと言うよりもイヌとしゃべれる訳ですな。
The Man,Who talk to Dog ! ってな感じでしょうか
訳あってこの20年ほどイヌどもと交友を絶っておりましたが、これまた訳あって急に恋しくなってしまい、
この写真の坊主が我が家にすでに居るわけでして・・・。
昔付き合いのあったペットショップ(鳥獣店ていってましたね)は廃業し、よくイヌをくれたご夫妻は他界され
伝手が無いのでインターネットで調べたら、全国チェーン展開をしている最新の業態のショップに興味が沸き
いつもの好奇心で掘り下げて調べてみようと思いました。
常時2000匹以上のイヌネコを在庫し、店員の知識や対応も及第点。おまけに安い。
さて、この構図をどう見るか?勿論アフターマーケットは10年は保障されるわけですし(まあ寿命ですか)
アクセサリー感覚で抱いて持ち歩く小型犬が八割方の売れ筋らしいです。
人気のイヌに流行り廃りがあるのは今に始まったわけでもないし、マーケットニーズに迎合するのもあたりまえ。
血統書付きのイヌを高額で売買するのも、所有物=アクセサリー感覚もあたりまえでしょう。
しかし、昔からのイヌ好きには行き過ぎたメディカルチェックや各種ペット保険の勧誘は
「命ある愛しい物」ではなく「欠陥の無い商品」を売買しているように強く映ってしまいました。

さて、そこで巻頭の表題を訂正させて頂きます。

第百話 ”ガク(岳と命名)よ、お前の命たしかに俺が預かった”

閑話休題
だらだらと勝手な内容で書き綴ったこの項に僅かですがご意見・ご感想・反論を下さった方々へ
お名前も判りませんが厚く御礼申し上げます。
区切りの100話が近づくごとに「止めようか続けようか」悩みましたが
「ヤメロ!と言われるまで今後もだらだらと続行しちゃおうかなー」と結論づけました。
ちょっと早めですが年末のご挨拶も兼ね、皆様のご健康とご多幸をお祈りし、第百話完結とさせて頂きます

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